1938年

米国が1938年1月11日には南京での日本軍による中国軍捕虜に対する大量処刑を把握していたという記録

The Ambassador in China (Johnson) to the Secretary of State Hankow, January 11, 1938—2 p.m. [Received January 11—12:10 p.m.]I am even convinced that the action of Japanese soldiers at Nanking who carried out mass executions of Chinese sold…

太田寿男証言と梶谷日記との関連性

ここでの太田寿男証言とは、戦後中国で戦犯として収監されていた太田寿男少佐(南京事件当時の階級)による供述書を指す。 供述書は現在公開されており、南京事件に関連する部分については、画像ファイルを「太田寿男証言」記事にアップした。 (adsbygoogle …

南京大虐殺に関する外国人証言(スマイス)

Lewis Strong Casey Smythe、中国語:刘易斯·斯特朗凯西·史迈士、ルイス・S・C・スマイス(1901/1/31-1978/6/1) アメリカ、ワシントンDC生まれ。1928年にシカゴ大学で社会学博士号取得し、連合宣教会(United Christian Mission Society)の支援で南京金陵…

永富博道(博之)証言

1938年に中支那派遣軍宣撫班員に任じられた永富博道氏は、任官前の1938年1月に国士館専門学校の学生として南京下関で捕虜を射殺したと証言している。 なお、永富博道氏の名前は中国語に翻訳時に「博之」と記載された。また、戦後に「浩喜」と改名したことが…

太田寿男証言

2.日本战犯太田寿男笔供、口供 2.日本战犯太田寿男笔供、口供 2、日本战犯太田寿男笔供、口供 P3 P14 P15 P16 P17 P18 P19 P20 P21 P22 P23

船舶輸送司令部・碇泊場監部・碇泊場司令部

作戦要務令に以下のように記載されている。 作戦要務令 第三部 第1篇 輸送 通則第5 船舶輸送の為、海運基地、海運主地、及び海運補助地を設く 海運基地は軍事輸送上枢要なる内地港湾に之を設け通常船舶輸送の策源地と為し、海運主地は外地主要の港湾に之を…

1938年10月31日に編成下令された独立歩兵大隊

独立歩兵第1〜20大隊が編成された1938年2月から8か月後の10月に番号を飛ばした独立歩兵第101〜108大隊が編成されている。 部隊名 管理 独立歩兵第101大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第102大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第103大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第104大隊 中…

1938年2月10日に編成下令された独立歩兵大隊

独立混成第2〜5旅団の4個旅団を新編するにあたり、所属する各5個大隊、計20個の独立歩兵大隊を編成している。 所属 部隊名 編成日 独混第2旅団 独立歩兵第1大隊 1938年3月20日 独混第2旅団 独立歩兵第2大隊 1938年3月20日 独混第2旅団 独立歩兵第3大隊 1938…

独立混成第1旅団人員(1938年3月)

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C13010083400、関東軍人馬現員表 昭和12〜13年(防衛省防衛研究所)」 独立混成第一旅団人員現員表 昭和十三年三月調 独立混成第一旅団 部隊別╲区分 編成定員 将校 准士官 下士官 兵 小計 高等文官 判任文官 雇員 工員…

華北の治安戦

1938年2月〜4月 晋西北抗日根拠地への襲撃を撃退(第26師団、第109師団) 1938年4月 晋東南反9路包囲作戦(108師団) 1938年9月〜11月 晋察冀1938年秋季の反包囲攻撃を発表1938年12月〜1月 南部山西省掃討作戦(S号作戦) 1939年2月 冀中作戦(南号作戦) 19…

第十六話 晋察冀1938年秋季の反包囲攻撃を発表

第十六話 晋察冀1938年秋季の反包囲攻撃を発表 2014-09-24 15:07:15 【新華社北京9月9日】国家檔案局が9月9日『血を浴びて戦うーー中国の抗日戦争に関する檔案』第十六回:晋察冀1938年秋季の反包囲攻撃をその公式サイトに発表した。 第十六回の説明によると…

第十五話 万家嶺の大勝利

第十五話 万家嶺の大勝利 2014-09-23 16:25:33 1938年8月に起きた武漢会戦の期間中、中国第九戦争区域は7部隊を江西省徳安、瑞昌、廬山などの地域に配置し、日本軍を向かえ撃った。 9月下旬、日本軍第11軍106師団の主力部隊が単独で、徳安の西にある万家嶺地…

第十四話 武漢会戦

第十四話 武漢会戦 2014-09-22 13:01:30 1937年12月に南京が陥落した後、華中地区の重要な都市である武漢は中国の政治、軍事の中心地となった。1938年6月、中国の抵抗勢力を倒すため、日本の中国侵略軍は長江に沿って西へ向かい、武漢への攻撃を行った。中国…

第十三話 晋東南反9路包囲作戦

第十三話 晋東南反9路包囲作戦 2014-09-21 15:03:57 1938年4月4日、日本軍華北方面軍第1軍が3万人余を集結し、同蒲鉄道(山西省の大同市から風陵渡までの鉄道路線)、正太鉄道(河北省の石家荘市から山西省の太原までの鉄道路線)、平漢鉄道(北京市の盧溝…

第十二話 台児庄の大勝利

第十二話 台児庄の大勝利 2014-09-20 14:41:28 日本軍は1937年12月に、南京、済南を相次いで攻略した後、天津駅と江蘇省浦口駅を結ぶ「津浦線」の全線を抑え、南北の戦場をつなげようとし、南北両端から徐州を挟み撃ちすることにし、山東南部の軍事要塞「台…

第十一話 響堂舗戦闘

第十一話 響堂舗戦闘 2014-09-19 13:17:12 1938年3月、神頭嶺戦闘に勝利した後、八路軍第129師団の主力部隊は山西省渉県南西部の響堂舗に移り、日本軍の運輸部隊を待ち伏せしていた。具体的な作戦とは、第386旅第771団の全隊と第769団の一部が、響堂舗道路の…

第十話 神頭嶺戦闘

第十話 神頭嶺戦闘 2014-09-18 15:14:55 1938年3月上旬、八路軍第129師が襄垣東南地区に突入した後、邯長路への襲撃を狙い、西部の敵軍に打撃を加えながら、山西省南西部にいる同盟軍を支援する作戦を実施した。 邯長路は長治に侵入した日本軍が平漢鉄道から…

第九話 晋西北抗日根拠地への襲撃を撃退

第九話 晋西北抗日根拠地への襲撃を撃退 2014-09-17 19:02:23 晋(山西省の略称)西北抗日根拠地は同蒲鉄道(山西省の大同市から風陵渡までの鉄道路線)の西に位置し、中国共産党中央が本拠地を置いた陝甘寧辺区を守衛する東の防護壁であり、日本軍の後方で…

日中戦争の主な戦闘

1937年8月〜11月 第二次上海事変 1937年9月〜11月 太原会戦 1937年12月 南京攻防戦 1937年12月〜1938年5月 徐州会戦 1938年6月〜10月 武漢会戦 1939年3月〜5月 南昌会戦 1939年4月〜5月 随棗会戦 1939年9月〜10月 第一次長沙会戦 1939年12月〜1940年1月 冬季…

第一戦区の概略

1937年8月 河北省、山東省の日本軍に占領されていない地域を主要な戦区範囲として成立。戦区司令長官には当初、蒋介石が兼務したが第二次上海事変が激化すると蒋介石は第二次上海事変に専念せざるを得ず、戦区司令長官を程潜*1に交代する。 戦区麾下には、宋…

ラーベの中国離任

1938年2月22日、南京のローゼン宅に昼食に集まった外国人*1 氏名 国籍 所属・身分 ゲオルク・ローゼン ドイツ 駐華ドイツ大使館書記官 ジョン・ラーベ ドイツ ジーメンス社南京支社長 W.P.ミルズ アメリカ 北部長老派教会牧師 マイナー・ベイツ アメリカ 金…

1938年2月に編成した独立混成旅団

部隊名 旅団長 編成地 所属部隊 補充担当 上級部隊 独混第2旅団 常岡寛治 北京 独歩第1〜5大隊 大阪 北支方面軍 独混第3旅団 佐々木到一 北京 独歩第6〜10大隊 仙台 北支方面軍 独混第4旅団 河村薫 河北省通州 独歩第11〜15大隊 京都 北支方面軍 独混第5旅団…

繆澂流第57軍と魯蘇遊撃戦区

繆澂流(繆澄流)(1901-1990)は張学良の東北軍系の軍人で、第二次上海事変時は羅卓英の第15集団軍麾下で第57軍(第111師、第112師)を率いた。しかしこの時の第57軍は長江北岸の江蘇省北部に展開したため、主戦場には加わっていない。ただし、上海戦から南…

江蘇省の戦い

江蘇省は長江河口にある。1937年の上海戦〜南京戦で江蘇省の長江南岸部分(蘇南)は、ほぼ日本軍に占領された。 南京占領後、日本軍は江蘇省北西部にある交通の要衝・徐州の攻略を目指す徐州作戦を開始する。 南京の対岸から北上を開始した日本軍中支那派遣…

「武漢撤退にあたり全国軍民に告げる書」

中国軍の武漢撤退後の1938年10月31日、蒋介石は「武漢撤退にあたり全国軍民に告げる書」を発表した。 武漢を防衛する軍事作戦の主要な意義は、敵の西進を遅滞させ、敵軍の戦力を消耗させ、その間に後方の交通を整備し、必要な武器を輸送、集積し、わが国東南…