2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

臼井勝美「日中戦争」における新四軍事件の記述

一九四一年一月七日から始まった国民政府軍の包囲攻撃により安徽省南部における共産軍(新四軍)約七〇〇〇は壊滅的打撃を受けた。大規模な国共両軍の軍事衝突である(皖南事件)。この衝突の原因は、日中戦争開始以来着実に勢力を伸ばしてきた共産軍の脅威…

戦前・戦中の地震

発生日 マグニチュード 名称 死者・行方不明者数 最大震度 1930年11月26日 7.3 北伊豆地震 死者 272 6 1933年3月3日 8.1 昭和三陸地震 死・不明 3064(津波あり) 5 1940年5月24日 - ペルー地震*1 死者 600以上 - 1943年9月10日 7.2 鳥取地震 死者 1083 6 19…

鳥取地震

発生日時 1943年9月10日午後5時37分 犠牲者数 1943年9月14日正午までに判明した犠牲者。 男女別 程度 男性 女性 合計 死者 354人 651人 1005人 重傷 282人 376人 658人 軽傷 1204人 1222人 2426人 地域別 程度 鳥取市 気高郡 東伯郡 岩美郡 八頭郡 合計 死者…

民国日報に記載された三友実業社襲撃事件

二〇日の朝、日本人のいわゆる浪人七〇人余りが先導し、その後から陸軍のタンク四輌が三友工場に向った。途中、制止しようとした公共租界中国人巡査田潤生を殺害した。また通報しようとした中国人巡査朱伍蘭の頭部を刺し、手指を断ち切った。さらに駐在所に…

「武漢撤退にあたり全国軍民に告げる書」

中国軍の武漢撤退後の1938年10月31日、蒋介石は「武漢撤退にあたり全国軍民に告げる書」を発表した。 武漢を防衛する軍事作戦の主要な意義は、敵の西進を遅滞させ、敵軍の戦力を消耗させ、その間に後方の交通を整備し、必要な武器を輸送、集積し、わが国東南…

「蒋介石秘録」での浙贛作戦に関する記載

「蒋介石秘録14 日本降伏」 報復と称し、中国に無差別爆撃 浙江省に残る飛行場を占領するため、日本軍は上海に司令部をおく第十三軍を中心に、十万の兵力を杭州から奉化にかけて展開、五月十五日(一九四二年)。臨時省都の金華に向かって進撃をはじめた、…

「日中戦争がよくわかる本」(PHP文庫)での浙贛作戦に関する記載

中国に向かった爆撃機は大半が浙江省の飛行場をさがしだして着陸した。なかには日本軍につかまったパイロットもいた。 日本軍は、こんな離れ業を二度と起こさせないように、浙江省内の飛行場をつぶす作戦をおこなった。それが浙贛作戦である。浙は浙江省、贛…