中共軍

1927年、井崗山入り直前の毛沢東

*1 永新県の西方で井崗山から二八キロの三湾という峠に集結した軍は、激戦の損害で残り少なになったので、整理改編を行わねばならぬ。旅団長がかぞえると、一旅団を一連隊にするにも足りないので、ついにニ大隊にすることにしようという、まことに心細い訓辞…

臼井勝美「日中戦争」における新四軍事件の記述

一九四一年一月七日から始まった国民政府軍の包囲攻撃により安徽省南部における共産軍(新四軍)約七〇〇〇は壊滅的打撃を受けた。大規模な国共両軍の軍事衝突である(皖南事件)。この衝突の原因は、日中戦争開始以来着実に勢力を伸ばしてきた共産軍の脅威…

北支那方面軍第十二軍独立混成第五旅団独立歩兵第19大隊第1中隊の討伐時編成例

山東省に駐留した第十二軍麾下の独立歩兵第19大隊第1中隊が1943年1月7日から実施した討伐における編成。 指揮班 8人 班長(軍曹クラス) 重機一個分隊 11人 分隊長(伍長・軍曹クラス)、銃手4名、弾薬手4名、馭兵2名*1 二個小隊 約60人 1個小隊約30人*2 県…

新四軍の成立

新四軍は正式名称を国民革命軍陸軍新編第四軍という。長征前の中国共産党が本拠地としていた江西省近辺には紅軍系の遊撃隊が多数残存しており、日中戦争開戦後の1937年10月に国共両党はこれらの紅軍系遊撃隊その他を再編することで合意した。 対象となった地…