標準的な正規軍1個師の武器別運用人員

孫宅魏資料より - 運用人員
人員      10923人 -    -
小銃      3821挺 × 1人 3821人
擲弾筒     243個 × 3人 729人
軽機関銃    274挺 ×12人 3288人
重機関銃    54挺 ×20人 1080人
榴弾砲・野山砲 16門 ×30人 480人
連隊砲・大隊砲 30門 ×30人 900人
その他*1 - - 625人

擲弾筒、軽機関銃重機関銃の運用人員は日本軍の人員数を参考にしている。砲に関しては馬匹を持たない中国軍の運用人員を1.5倍に想定した。
あくまでも蒋介石直系の正規軍の標準編成であり、教導総隊などこれより大きな編成をとっている部隊もあれば、実際にはこれらの定員を満たさない部隊、そもそも正規軍化されていない軍閥色の強い地方軍などには適用できない。
この編成には輜重兵が含まれないというのが通説だが、当時の中国軍が輜重部隊に小銃を支給した可能性は少ない*2であろうから、通説は正しいと考えるべきだろう*3

*1:上記要員数から導出

*2:地方軍や遊撃隊などでは小銃ではなく槍で武装している部隊もあった

*3:日本軍は輜重兵でも小銃を持っている