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上海大山中尉射殺事件の日本以外での報道2

日本国内不発表

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A03023890400、各種情報資料・北支事変関係情報綴(国立公文書館)」

情報委員会八・一一 情報第三号
大山事件と仏紙論調
―同盟来電(不発表)―

パリ十日発電
北支事変に対するパリ新聞の興味は茲二、三日以来割合に薄れて来たが、十日朝になって再び盛返して来た。それは日本軍五千名の北平入城(北平アヴァス電)とか、上海大山事件(上海アヴァス電又は上海中央通訊社電)の結果である上海事件に付いてはアヴァス電だけでも数通あって、内容も食違い或は日本士官二名と言い或はトラックに便乗した日本兵だと言っているが、動機は日本側が無理に飛行場に入ろうと策したのを支那番兵が制止したのに対し日本側が発砲した為めだと言うに一致している。中央通訊は右の動機等の外日本軍の飛行場附近への接到に対する抗議的意味を含んだ支那地方官憲の通告及び日本総領事館のコンミュニケを合せ報じている。此の他ドイツは日独防共協定に対する支那の参加を勧誘するものでないと言うドイツ政府の支那大使に対する通告(出所不明)及び在支ドイツ軍事顧問の進退に付て彼等は本国召還どころでなく現に支那軍当局と策戦計画を樹立中だと言うドイツ大使館の声明(南京ラジオ)は新聞の注意を惹いている