ノース・チャイナ・デイリー・ニュース(North China Daily News)について

<ノース・デイリー・チャイナ・ニューズ>
 バンドの老婦人ことノース・デイリー・チャイナ・ニューズ紙は購読者の意見を代弁し、英国崇拝と中国人蔑視の調子で好評を博した。また経営者、モリス家は上海共同租界の最高行政機関、市参事会の議員に席を連ねており、行政の意志に沿って世論操作を行ったのである。
 この新聞のデタラメぶりと偽善性はハリエット・サージェント著の上海・魔都100年の興亡(新潮社 1996)で暴かれている。
 特に傑作なのは1937年の南京大虐殺の報道である。彼らは虐殺行為について「血気にはやる兵士達を抑制するのは難しい」などといって日本軍を擁護し、その舌の根が乾かぬ内に、中国人が豚を虐待していることを糾弾したのである。一般住民に対する大量虐殺行為よりも豚イジメのほうが重大事件だという訳であった。

http://stadtarch.exblog.jp/10142912/

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購読者視点の英国崇拝と中国人蔑視の調子の新聞だという指摘。
ノース・チャイナ・デイリー・ニュースは、右翼言論人が戦前日本を擁護するためによく使われているが、その新聞がどのような新聞なのかという把握は重要だろう。

*1:「ノース・デイリー・チャイナ・ニュース」は引用ママ