孫元良の略歴

第二次上海事変で孫元良は精鋭部隊である第88師を率いて日本軍と戦った。閘北陣地を76日間にわたって堅守した。第88師は大きな損害を被り、何度も補充されたが最後には新兵しか補充されなくなっている。1937年10月26日に大場鎮が陥落。上海戦区からの撤退に…

安倍政権の歴史に対する態度を示す答弁

(平成二十九年一月二十三日提出 質問第二二号)「真珠湾訪問にあたっての安倍首相への公開質問状」に関する質問主意書 (平成二十九年一月三十一日受領 答弁第二二号)衆議院議員辻元清美君提出「真珠湾訪問にあたっての安倍首相への公開質問状」に関する質…

「加賀」は日中戦争初戦で南京等を空爆した艦載機が発艦した空母

ヘリ護衛艦「かが」就役4隻態勢 対中潜水艦戦に威力 米戦闘機発着も可能(産経新聞 3/23(木) 7:55配信 )自衛隊の四隻目のヘリ空母「かが」が就役し対中国関連で強調されている。 しかし中国側が「かが」を警戒するのは、現在の日本の対中政策に対してだけ…

犬の皮供出の証言

「臣民根性の行き着く果て―「戦時犬猫供出」」に関連する証言として。 川越市霞ヶ関公民館発行の「一人ひとりの戦争体験」よりM氏*1の「恐ろしかった犬の皮の供出」(139-140ページ)。 (略) 終戦も間近い昭和十九年頃だったと思いますが、霞ヶ関村へ犬の…

「心理作戦班日本人捕虜尋問報告四九号」にある慰安婦らの連行時点での年齢

「心理作戦班日本人捕虜尋問報告四九号」には捕虜となった慰安婦に関する以下の情報がある。 付録A 以下はこの報告に用いられた情報を得るために尋問を受けた二○人の朝鮮人「慰安婦」と日本人民間人二人の名前である。朝鮮人名は音読みで表記している。 名 …

林彪の語る平型関の戦訓

全体としての平型関の戦闘は、1937年9月22日の中国軍第2戦区が防衛する平型関に対する日本軍第5師団の攻撃開始から、28日の中国軍による平型関放棄までの一連の攻防戦を意味する。 防衛の主体となったのは第2戦区隷下の第6集団軍(楊愛源)に八路軍第115師(…

上海・大山勇夫海軍中尉遭難事件(虹橋飛行場事件)の概略

1937年8月9日夕刻、上海郊外の虹橋飛行場正門前で大山勇夫海軍中尉が中国保安隊によって射殺された。大山事件という。 日本側は中国側に対し強硬に抗議し軍艦を上海に派遣して威嚇、結果として第二次上海事変が勃発するに至るが、中国側では日本軍将校が虹橋…

盧溝橋事件から通州事件・北京陥落まではどういう流れだったか

1937年7月7日、現在の北京郊外盧溝橋附近にて夜間演習中の日本軍に対して実弾発砲事件があった。日本軍の演習に反発した中国軍兵士による偶発的発砲というのが通説である。 発砲による日本軍の被害は皆無だったが、日本兵一名が一時所在不明になったことから…

南京大虐殺とはどういう事件だったか

1937年12月13日、侵攻してきた日本軍の攻撃により中華民国の首都・南京が陥落した。 南京防衛軍は崩壊し一部の部隊が日本軍の包囲網を破っての撤退に成功したが、多くは壊滅した。 南京の中国軍防衛線は南京城の城壁を最終的な防衛ラインとし、それを城外の…

慰安婦問題関連のブログ

ソウルと釜山の日本大使館、領事館前にある少女(従軍慰安婦)像を見学してきた ( Bill McCreary、2017年01月06日 00:00) 少女像を見てきた人の記録。釜山領事館前の少女像が正門前でも近くでもなかったのは意外。 少女像設置の件における日本側「戦犯」 …

日米開戦時の入江相政日記

昭和天皇の侍従長を勤めた入江相政氏の日記。 入江相政日記〈第1巻〉 (昭和16年) 十二月八日(月) 快晴 快適 六、三〇 一一、三〇 いよいよ日本は米英両国に宣戦を布告した。来るべきものが来ただけの事であり却ってさっぱりした。九時前に出て省線で浜離…

村井倉松

1932年に上海総領事で戦後八戸市長となった村井倉松(村井倉松 - Wikipedia)(1888-1953/10/23)という人物がいる。この村井倉松は八戸市長在職2年半で膀胱肉腫で死去している*1。 八戸市には、もう一人同名の村井倉松なる人物がいる。 明治年間の1889年に…

満州事変勃発に伴う日本軍の派兵経過

満州事変勃発時 関東軍(司令官:本庄繁、参謀長:三宅光治) 駐箚師団:第2師団(師団長:多門二郎、参謀長:上野良丞) 第3旅団(歩兵第4連隊、歩兵第29連隊) 第15旅団(歩兵第16連隊、歩兵第30連隊) 騎兵第2連隊(本部+第1中隊) 野砲兵第2連隊(本部…

1940年11月30日に編成下令された独立歩兵大隊

所属 部隊名 編成日 管理 独混19旅 独立歩兵第97大隊 南支那方面軍 独混19旅 独立歩兵第98大隊 南支那方面軍 独混19旅 独立歩兵第99大隊 南支那方面軍 独混19旅 独立歩兵第100大隊 南支那方面軍 独立混成旅団 部隊名 符丁 編成日 編成地 所属部隊 補充担当 …

1939年11月7日に編成下令された独立歩兵大隊

所属 部隊名 編成日 管理 独混16旅 独立歩兵第82大隊 北支那方面軍 独混16旅 独立歩兵第83大隊 北支那方面軍 独混16旅 独立歩兵第84大隊 北支那方面軍 独混16旅 独立歩兵第85大隊 北支那方面軍 独混16旅 独立歩兵第86大隊 北支那方面軍 独混17旅 独立歩兵第8…

1938年10月31日に編成下令された独立歩兵大隊

独立歩兵第1〜20大隊が編成された1938年2月から8か月後の10月に番号を飛ばした独立歩兵第101〜108大隊が編成されている。 部隊名 管理 独立歩兵第101大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第102大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第103大隊 中支那派遣軍 独立歩兵第104大隊 中…

1939年7月22日に編成下令された独立歩兵大隊

所属 部隊名 編成日 独混第1旅団 独立歩兵第72大隊 1939年9月7日 独混第1旅団 独立歩兵第73大隊 1939年9月7日 独混第1旅団 独立歩兵第74大隊 1939年9月7日 独混第1旅団 独立歩兵第75大隊 1939年9月7日 独混第1旅団 独立歩兵第76大隊 1939年9月7日 独混第15旅…

独立歩兵第66〜第71大隊の編成

独立混成第6〜第14旅団(独立歩兵第21〜第65大隊)が編成された1939年1月、独立歩兵第66〜71大隊の6個大隊が編成されている。 部隊名 編成下令日 独立歩兵第66大隊 1939年1月31日 独立歩兵第67大隊 1939年1月31日 独立歩兵第68大隊 1939年1月31日 独立歩兵第…

1938年2月10日に編成下令された独立歩兵大隊

独立混成第2〜5旅団の4個旅団を新編するにあたり、所属する各5個大隊、計20個の独立歩兵大隊を編成している。 所属 部隊名 編成日 独混第2旅団 独立歩兵第1大隊 1938年3月20日 独混第2旅団 独立歩兵第2大隊 1938年3月20日 独混第2旅団 独立歩兵第3大隊 1938…

1940年晋中作戦における第一軍の戦果表

http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_C11110991000?IS_STYLE=default&IS_KIND=SimpleSummary&IS_TAG_S1=InfoD&IS_KEY_S1=%E6%99%8B%E4%B8%AD%E4%BD%9C%E6%88%A6&IS_LGC_S32=&IS_TAG_S32=& 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C11110991000、第1軍作戦経…

1940年晋中作戦における独立混成第4旅団の損害

「第一期晋中作戦(独立混成第四旅団・独立混成第九旅団)における原討伐隊の被害」関連。 http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_C11111404300?IS_STYLE=default&IS_KEY_S1=F2011112915412306240&IS_KIND=MetaFolder&IS_TAG_S1=FolderId& 「JACAR(アジア歴…

第二期晋中作戦における岡崎支隊(オ支隊)の被害

第一期晋中作戦の原討伐隊よりも大きな損害を受けたのが、第二期晋中作戦におけるオ支隊である。 オ支隊(岡崎支隊):歩兵3個中隊+山砲1個小隊基幹 岡崎陸軍中佐 第37師団歩兵1中隊 独立混成第9旅団歩兵1中隊 独立歩兵第12大隊歩兵1中隊 独立混成第9旅団山…

第一期晋中作戦(独立混成第四旅団・独立混成第九旅団)における原討伐隊の被害

一軍作命甲第二五五号 第一軍命令 八月二十六日二十時十分 太原軍司令部 一、石太線南方地区ノ敵第一二九師主力ハ全面的ニ退却ノ兆アリ 二、軍ハ該敵ヲ捕捉撃滅セントス 三、独立混成第四旅団長ハ歩兵約一大隊基幹部隊ヲ以テ治西村(平定西南六粁)―上龍泉(…

百団大戦の概要

「作戦日誌で綴る支那事変 (1978年)」 P442 4、中共軍の奇襲(百団大戦) (1)、中共軍奇襲攻撃の概要(中共軍の資料による) 支那軍の団は、日本軍の連隊に相当する部隊の名称である。八月二十日夜、中共軍は百個連隊余の兵力を以てわが軍に対し、奇襲的に大…

右翼団体 上海青年同志会 光村芳蔵に関する記事

「上海青年同志会の正体」関連。 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 外交(110-003) 大阪朝日新聞 1932.1.21(昭和7) 抗日会の解散を要求 村井総領事から 【上海特電二十日発】我日蓮僧らに対する支那人の襲撃事件に対し村井総領事は二十日午後五時上海市長…

東京裁判裁判記録(英文)

件名標題 レファレンスコード 所蔵館における請求記号 備考 A級極東国際軍事裁判記録(英文)(NO.1、2) A08071243600 平11法務01889100(所蔵館:国立公文書館) A級極東国際軍事裁判記録(英文)(NO.3) A08071243800 平11法務01890100(所…

東京裁判裁判記録(和文)

番号だけのタイトルではアーカイブとして使いにくい。

東京裁判速記録(英文)

件名標題 レファレンスコード 所蔵館における請求記号 備考 A級極東国際軍事裁判速記録(英文)・昭和21.5.3〜昭和21.6.3(第1〜374頁) A08071311500 平11法務02227100(所蔵館:国立公文書館) A級極東国際軍事裁判速記録(英文)・昭和…

東京裁判速記録(和文)

1946年5月3日から1948年11月12日までの東京裁判速記録(和文)。東京裁判は1946年5月3日に開廷、1948年11月4日〜12日にかけて判決が朗読された。 件名標題 レファレンスコード 所蔵館における請求記号 備考 A級極東国際軍事裁判速記録(和文)・昭和21.…

独立混成第1旅団人員(1938年3月)

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C13010083400、関東軍人馬現員表 昭和12〜13年(防衛省防衛研究所)」 独立混成第一旅団人員現員表 昭和十三年三月調 独立混成第一旅団 部隊別╲区分 編成定員 将校 准士官 下士官 兵 小計 高等文官 判任文官 雇員 工員…