満州事変勃発に伴う日本軍の派兵経過

満州事変勃発時

関東軍(司令官:本庄繁、参謀長:三宅光治)
駐箚師団:第2師団(師団長:多門二郎、参謀長:上野良丞)
 第3旅団(歩兵第4連隊、歩兵第29連隊)
 第15旅団(歩兵第16連隊、歩兵第30連隊)
 騎兵第2連隊(本部+第1中隊)
 野砲兵第2連隊(本部+第1・第2大隊)
 工兵第2大隊第2中隊
(※:駐箚師団の歩兵1個連隊は2個大隊、野砲兵1個大隊は2個中隊で編成)
独立守備隊(司令官:森連)
 独立守備第1〜第6大隊(各大隊は4個中隊+機関銃隊+歩兵砲隊編成)

朝鮮軍独断派兵

混成第39旅団(旅団長:嘉村達次郎)
 歩兵第77連隊(1個大隊欠)
 歩兵第78連隊
 騎兵第28連隊第2中隊
 野砲兵第26連隊(第2大隊欠)
 工兵第20大隊1個中隊

中央派兵決定

1931年11月に派兵決定。

混成第4旅団(旅団長:鈴木美通)
 歩兵第5連隊第2大隊
 歩兵第31連隊第2大隊
 歩兵第17連隊第3大隊
 歩兵第32連隊第2大隊
 騎兵第8連隊第2中隊
 野砲兵第8連隊第1大隊

1931年12月に派兵決定

混成第8旅団(旅団長:村井清規)
 歩兵第39連隊第3大隊
 歩兵第40連隊第1大隊
 歩兵第10連隊第2大隊
 歩兵第63連隊第3大隊
 騎兵第10連隊第2中隊
 野砲兵第10連隊第1中隊
 
第20師団司令部
 歩兵第77連隊、歩兵第78連隊、歩兵第79連隊、歩兵第80連隊

混成第38旅団(旅団長:依田四郎)
 歩兵第73連隊(第3大隊欠)
 歩兵第76連隊
 騎兵第27連隊
 野砲兵第25連隊第2大隊
 工兵第19大隊

1932年4月に派兵

第8師団(師団長:西義一)
 歩兵第4旅団(歩兵第5連隊(第3大隊欠)、歩兵第31連隊(第1大隊欠))
 歩兵第16旅団(歩兵第17連隊(第2大隊欠)、歩兵第32連隊(第3大隊欠))
 騎兵第8連隊(本部+第2中隊)
 野砲兵第8連隊(本部+第1大隊+第3大隊)
 工兵第8大隊第1中隊
第10師団
 歩兵第8旅団(歩兵第39連隊(第2大隊欠)、歩兵第40連隊(第3大隊欠))
 歩兵第33旅団(歩兵第10連隊(第3大隊欠)、歩兵第63連隊(第2大隊欠))
 騎兵第10連隊(本部+第2中隊)
 野砲兵第10連隊(本部+第1大隊+第3大隊)
 工兵第10大隊第1中隊

混成第38旅団・朝鮮軍派遣部隊原隊復帰

1932年4月5日の配置変更

第2師団:満鉄沿線へ
第10師団:ハルビン警備
第8師団:関内・熱河方面へ
第20師団:朝鮮へ帰還

吉長警備隊(歩兵第3旅団(歩兵第29連隊欠)基幹)
チチハル警備隊(歩兵第15旅団(歩兵第30連隊欠)基幹)
混成第38旅団:敦化警備
独立守備隊:満鉄警備

1932年5月

第14師団、ハルビン到着
第14師団
 歩兵第27旅団(歩兵第2連隊、歩兵第59連隊)
 歩兵第28旅団(歩兵第15連隊、歩兵第50連隊)
 野砲兵第20連隊
 工兵第14大隊
 輜重兵第14大隊第4中隊

1932年6月

騎兵第1旅団、満州派遣

1932年9月

騎兵第4旅団、満州派遣
混成第14旅団、奉天集結。

10月、混成第38旅団、朝鮮へ帰還。