第四話 雁門関待ち伏せ攻撃

第四話 雁門関待ち伏せ攻撃

2014-09-12 17:03:23
 1937年10月18日、中国共産党が指導する八路軍第120師358旅716団の主力部隊が山西省にある雁門関以南の道路両側の高地で、大同と代県の間を往復する日本軍の運輸隊を待ち伏せ攻撃し、忻口を進攻する敵の後方の補給線を断ち切った。
 この日の午前10時ごろ、日本軍の歩兵が乗った自動車50余台が八路軍の待ち伏せ攻撃区域に入り、八路軍は直ちに、強力な攻撃をかけ、敵の自動車一部を撃破した。
 一方、八路軍が敵と激戦した際、陽明堡のほうから、また敵の自動車200台余りが走ってきた。第716団の八路軍は直ちに一部の兵力を繰り出しこれらの敵を攻撃し、夜まで激戦したが、敵がまた増援したため、第716団は撤退した。今回の戦役で、敵を計300人余り殲滅し、敵の自動車を20台余り撃破した。
 同月20日の夜、第716団の一部は雁門関を攻略したほか、もう一部の部隊は広武と太和嶺を結ぶ道路と橋を破壊した。21日、第716団は再び、黒石頭溝地区で待ち伏せ作戦を計画した。この日午前9時ごろ、南から北へ向かう200台余の敵の自動車と北から南へ向かう敵の自動車数十台が同時に待ち伏せ区域に入ったと否や、第716団は直ちに敵に攻撃をかけた。敵が車を降りて抵抗し、かつ航空機8機の支援の下で反撃した。第716団は高いところから猛烈な火力で一部の敵を殲滅し、敵の自動車10台余りを撃破した。その後自ら撤退した。18日から21日にかけて、第716団は雁門関南部地域で、敵を500人余り殲滅し、負傷させるほか、敵の自動車数十台を撃破し、大同から雁門関を経由して忻口までの敵の後方補給線を断ち切った。

http://japanese.cri.cn/782/2014/09/12/241s226372.htm