1936年

1936年当時の中国軍の状況

師、旅数 人数 中央軍(傍系含む) 67個師、20個独立旅、騎兵7個旅 約79万3千人 旧東北軍(雑軍含む) 27個師、騎兵6個師、砲兵3個旅 約22万人 山西軍 8個師、3個独立旅、騎兵3個旅 約6万5千人 山東軍 5個師、騎兵1個旅 約6万人 第19路軍 3個師、2個独立旅、…

綏遠事件の推移

綏遠事件に関してはネット上には情報が乏しく、Wikipediaなどは例によって「内蒙古独立戦争」という歴史修正主義な中途半端な記載となっている。事件の時系列について詳細に述べているものは少ないので、簡単にまとめておく。関東軍を後ろ盾にした徳王は1936…

支那駐屯軍の増兵

1936年4月、日本軍はそれまで歩兵10個中隊(北京:2個、天津:8個)、砲兵1個中隊、工兵1個小隊の約1770人だった支那駐屯軍の兵力を約3倍に増強することを決定した。日本軍にとっては、中央を無視する傾向の強い関東軍の華北工作を牽制するため支那駐屯軍を…

「東京兵団」における綏遠事件の記述

畠山清行の「東京兵団 上」(光風社書店、昭和53年8月30日発行、P74-75)には、綏遠事件の記述がある。 昭和十一年十一月、関東軍の田中隆吉参謀は、兵を率いて(これは正規の軍ではなかった。在郷志士や、満鉄社員なども、相当加わっていたようだが・・・)…

1935年から1936年における主な満蒙ソ国境紛争

日時 事件名 場所 概要 1935年 1月 8日〜 1月28日 ハルハ廟事件 ボイル湖北方 日本軍と外蒙古軍の衝突 1935年 6月 3日 楊木林子事件 東部国境 日本軍斥候とソ連国境警備兵の衝突 1935年 6月23日 ホルステン河事件 ハルハ河支流 外蒙古軍が日本軍測量隊を逮捕…