国共内戦

臼井勝美「日中戦争」における新四軍事件の記述

一九四一年一月七日から始まった国民政府軍の包囲攻撃により安徽省南部における共産軍(新四軍)約七〇〇〇は壊滅的打撃を受けた。大規模な国共両軍の軍事衝突である(皖南事件)。この衝突の原因は、日中戦争開始以来着実に勢力を伸ばしてきた共産軍の脅威…

東北地方の国民党軍・共産党軍の対峙

岩村三千夫の「中国革命史」(青年出版社、1968年11月30日初版、1973年4月30日第2版)に以下の記載がある。 ところが国民党は、四六年三月はじめにソ連軍が瀋陽*1から撤退すると、まっていたとばかりに瀋陽とその周辺を占領し、四月はじめまでに約二八万の大軍…