南京事件

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )5の2

「The Rape of Nanking」の節の続き。 前半部分で被害実態についての言及があった。否定論の中には、一部の兵士による不法行為であって日本軍全体の責任ではないとするものもある。その否定論を打ち消す内容がここから記載される部分。日本軍司令部の対応が…

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )5の1

前4節を通じて、日本側の認識を論じた東京裁判法廷は、いよいよ南京大虐殺の記述に入っていく。 「The Rape of Nanking」 南京大虐殺事件、南京事件などと呼ばれる日本軍による有名な戦争犯罪である。 この部分については、ネット上でも日本語訳を見つけるこ…

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )4

『国際法上の戦争ではない』『戦争捕虜ではなく匪賊である』『捕らえた中国軍兵士を即時処刑しても問題ない』という日本側の認識が盧溝橋事件(The Marco Polo Bridge Incident)後も変わらなかったことを示すのがこの節である。 「The Policy Remained Unch…

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )3

東京裁判判決文第8章「通例の戦争犯罪」の3つ目の節は「Captives Taken in the China War Were Treated as Bandits」すなわち「中国での戦争で捕らえた捕虜は盗賊として扱った」である。 Captives Taken in the China War Were Treated as Bandits The Japan…

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )2

軍の方針の樹立 Formulation of Military Policy Before discussing the nature and extent of atrocities committed by the Japanese armed forces, it is desirable to state, very shortly, the system under which such conduct should have been contro…

東京裁判判決を読む(Chapter VIII Conventional War Crimes (Atrocities) )1

東京裁判判決文の第8章は「通例の戦争犯罪」となっており、そこに戦争中の日本政府・日本軍の行動に対する評価が記されている。第8章内の最初の節は「Allegation That the Laws of War Did Not Apply To the Conduct of the War in China」である。すなわち…

南京大虐殺とはどういう事件だったか

1937年12月13日、侵攻してきた日本軍の攻撃により中華民国の首都・南京が陥落した。 南京防衛軍は崩壊し一部の部隊が日本軍の包囲網を破っての撤退に成功したが、多くは壊滅した。 南京の中国軍防衛線は南京城の城壁を最終的な防衛ラインとし、それを城外の…

第八話 南京防衛戦

第八話 南京防衛戦 2014-09-16 17:11:33 日本軍は上海を占領した後、中国の抵抗に"懲罰"を加えるため、当時中国の首都だった南京への攻撃を決めた。1937年12月1日、日本軍大本営は「大陸第8号令」を下し、華中方面軍が海軍と合同して3つのルートに分かれて南…

ラーベの中国離任

1938年2月22日、南京のローゼン宅に昼食に集まった外国人*1 氏名 国籍 所属・身分 ゲオルク・ローゼン ドイツ 駐華ドイツ大使館書記官 ジョン・ラーベ ドイツ ジーメンス社南京支社長 W.P.ミルズ アメリカ 北部長老派教会牧師 マイナー・ベイツ アメリカ 金…

南京事件と第6師団に関連する新聞記事

第6師団と言えば、南京事件当時の師団長谷寿夫は戦後、南京軍事法廷で有罪とされ死刑となっている。 実態としては、第16師団の関与の方が酷かったと言われ、谷はスケープゴートにされた感があるものの全く関与していないとは言い難いだろう。 軍都の風景2 …

通州事件に言及した書籍

通州事件は、1937年11月29日午前2〜4時*1から開始された冀東防共自治政府*2所属の保安隊の反乱に伴い発生した通州在住の日本人・朝鮮人に対する暴行・殺傷事件である。 歴史修正主義者の中村粲や東中野修道によって未だに反中プロパガンダとして利用されてい…

蒋介石秘録に記載された南京事件

1976年にサンケイ出版から出版された「蒋介石秘録12日中全面戦争」は、出版の前年1975年に死去した蒋介石の伝記である。蒋介石の自述などを基に構成されている。 出版の目的としては、日本国内における反中プロパガンダが考えられる。国連での代表権を失い…